ってもどうにか生

子供たちは皆、自立、独立してくれてわたしは、こころから安堵している。
わたしだけが、取り残された、昭和の蜘蛛の巣が張った古城に籠城している去眼紋。(はい、老嬢ですから)

時代は変わり、令和になっている。
もしわたしが令和生まれなら、生きて行けない。
かつての亡霊たちと共に過去の価値観を引きずっているからこそ、令和になってもどうにか生きている。

どこがどう生きて行けないか。
自立力の無さだろう。
今はまだどうにかやっていけるが。
それまでの蓄積を切り崩して腋下去黑

自分なりに頑張ればよいが、頑張らない、頑張れない。
それを時代のせいにしようとする姑息で卑怯なわたしがいる。
昔昔大昔でも自立心旺盛な頑張り屋さんは存在する。

女性は女性らしく。 
自立していなくても家庭に入っていれば生きていけた。
今なら「おかあさん、何をしているの?」と厳しい娘たちの声が聞こえてくるようだ。
夫に従っていれば、夫は喜ぶし、何の問題もなく平和で安泰の毎日、、、

なのにもかかわらず、、、夫には従わない、協力もしない、むしろ反逆。
で、その分、自分は何かをしているのか?
(ここで、娘たちの厳しく怖い効果音が響く)
・・・何もしていない。
実践を伴わない理想なんて、持たないほうがスマートである。
自分の身を削らないで差し出す要望なんて、、、わたしには権利はあるのかServiced Office TST